ケガや病気を乗り越えて。みんなを笑顔にするヨガスタジオ「癒樹」

ケガや病気を乗り越えて。みんなを笑顔にするヨガスタジオ「癒樹」

癒樹 代表 植村恵子

横浜市にあるヨガスタジオ「癒樹」に伺いました。

代表者の植村恵子さんは今までの人生で大きなケガや病気を経験しており、その経験をもとに人への癒しを第一にヨガを伝えています。

今回はそんな植村さんにインタビューを行い、今までの経験やこれからのビジョンについてお聞きしました。

 

ケガをした時にヨガと出会った


ーご自身の経歴やプロフィールについて教えてくださいー
17歳からダンスに興味を持ち、コンテンポラリーダンスとバレエダンスを始めました。
当時はダンサーを夢見ており、少しですが公演にも出ておりました。

次第に本格的にダンスを学びたいと感じ、ニューヨークのアルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンスセンターに短期留学しました。

しかしある時、レッスン中大きなケガをして、長期リハビリが必要になったってしまったのですが、その際にヨガと出会いました。

 

ヨガの指導を始めたのは2005年の9月からです。

最初は区民センターみたいなところからヨガのサークルを始め、常温ヨガやホットヨガ、岩盤浴ヨガの指導も行っておりました。

2008年からは川崎市の老人福祉センターというところでシニア向けのヨガ講座を始め、ありがたいことに現在も継続させていただいています。

今では他の老人福祉センターさんからもご依頼があり、講座をさせていただくこともあります。

 

ーリハビリがヨガを始めたきっかけだったのですか?ー
リハビリにはヨガ以外にも、ピラティスなど色々行いましたが、一番しっくり来たのがヨガでした。

具体的には、右膝の半月板を断裂してしまったのですが、気持ちがすごく落ち込んでしまって。

けど、その時出会ったヨガの先生が「無理せず自分がきもちいいと思う事だけをやりなさい」と言ってくださったんです。

それでヨガのポーズに合わせゆっくり呼吸をすることを覚えてからは、落ち込みが消えて体調もよくなってきて、ヨガって素晴らしいなって思うようになりました。

ジャンルによっては体をすごく動かすリハビリもあるのですが、ヨガのコンセプトは基本的に「頑張らない」や「今の自分のまま」ということなんです。

その時ヨガの素晴らしさに魅入られ、本格的にヨガインストラクターになる事を決意しました。

その後インストラクターの資格をとり、老人福祉センターやスポーツクラブなどで指導するフリーのインストラクターとして活動していました。

 

ースタジオ設立について教えてくださいー
ある時から、お一人お一人に寄り添った癒しのヨガスタジオを作りたいと思うようになっていました。

しかしお店の物件もリサーチしながらも、資金面的な不安もあり「自分にできるだろうか」と悩んでおりました。

ちょうどそんな時に、私ががんになり手術を受ける事になったんです。2015年春のことでした。

その時、「もし生還できたらスタジオを始めよう」そう決めたんです。

おかげさまで手術は無事成功し、主人に助けられながら同年8月「ヨガスタジオ癒樹」をオープンいたしました。

 

ヨガは人を豊かにするアイテム


ーヨガの魅力について教えてくださいー
ヨガはいつでもどこでも、だれでもきもちよく幸せになれるアイテムだと思っています。

年齢を重ねても、体が硬い人や運動が苦手な人でも、仮に寝たきりになったとしても、瞑想や呼吸法でヨガはできるんですよ。

心身を整えることで免疫力がアップするので、自分の人生を豊かにしてくれるものだなって思います。

私はずっとダンスが大好きで元々ダンサーを目指していたのですが、ケガをしてヨガと出会い救われました。

そんな自分が救われたヨガを、みんなにも伝えたいって思っています。

 

ーヨガを教えている時に気を付けていることはありますか?ー
まず、自分の今日の体を絶対に否定しないこと、あるがままを受け止めてあげることですね。

あとは、ポーズができてもできなくても、絶対に無理をさせないことです。

年齢層も色々ですし、色んな病気やケガを持っている方もいるので、できない時はもう少し簡単で楽なポーズを教えて誘導します。

また、やらないという選択肢を肯定します。
「やらないということも勇気」と伝えて、自分のペースでやることがいいかなって思います。

 

がん患者に寄り添いたい

ー今後の展望や目標について教えてくださいー
私の周りにも、私のようにがんになった方や今治療中の方などがたくさんいらっしゃいます。

それに私の父も膀胱がんで亡くなっているんですよ。

ですから、がん患者さんに寄り添った、ご本人やご家族を癒せるようなコミュニティヨガなどを、広めていけたらって思っています。

私は、がん患者さんのご本人と気持ちと、ご家族の方の気持ち両方が分かります。
私自身ががん患者でしたし、私の父もがん患者でだったからです。

抗がん剤で体を動かすのが辛いなら呼吸法をするだけでもいいし、主治医の先生の許可のもと、ちょっとでも外に出て来れる場所を作れたらいいなって考えています。

 

また、オンラインレッスンもやりたいです。
今は特にオンラインやzoomなど、すごく普及してきたので日本全国にヨガの素晴らしさを伝えたい。

それにzoomであれば闘病中や介護されている方も、もっと参加しやすくなるのかなと考えております。

スタジオに来るのが難しくても、zoomやオンラインで「癒樹」のヨガを知っていただいて、誰かの手助けになればいいなと思っています。

 

自身を通じて家族や周りの人も癒す

ーここのスタジオに通うとズバリ、どんな自分になれますか?ー
皆さん笑顔が増えます。
よく笑うようになった笑顔が増えましたって、言っていただける事が多くとても嬉しいです。

これは心身が整って免疫力もアップしたということです。

また、ヨガで自分の時間をもって「自分を癒していく」ことで、ご家族や周りの人たちにも優しくなれるではないかと思っています。

子どもや旦那さんに「お母さんヨガに行っておいで」と言われるようにって、家族が応援してくれるようになった。ヨガをすることで家族みんなが笑顔になれました。という言葉をいただいた事があり、本当に嬉しかったです。

ヨガを通じて良い連鎖が起きていると、そう信じています。

ご自身が健康になり癒されることはもちろん、ご家族も一緒に巻き込んで喜んでいただけたことを聞くと、私もすごく幸せな気持ちになります。

ぜひ一度お越しください。心と身体を豊かにするお手伝いをさせていただきます。

 

店舗名 自分癒しヨガスタジオ 癒樹(ユジュ)
代表者名 植村 恵子 様
住所 横浜市青葉区あざみ野2-28-8 あざみ野ビル302
電話番号 080-6867-6522
公式HP https://www.yogayuj.com/

この記事が気に入ったら いいね!お願いします

最新情報をお届けします

同じタグのついた記事

同じカテゴリの記事