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2021.09.14

マクロビって何?地球と身体にやさしい健康法で内側からきれいに

マクロビって何?地球と身体にやさしい健康法で内側からきれいに

「最近よく聞くことがあるマクロビとは何のことか・・・健康には良さそうだけど」なんて考えている方も多いでしょう。マクロビというのは体質改善やダイエットにも良いといわれていますね。

今回の記事では、マクロビという言葉の意味や具体的な食材、調理方法などをご紹介していきます。

すぐに実践できるので、ぜひ参考にして日常生活に取り入れてみてくださいね!バランスの良い食生活を目指していきましょう。

 

マクロビとは?

マクロビとは、日本の伝統食といわれる穀物や野菜などをベースにした食事をとることです。
正しい名前は「マクロビオティック」。
マクロビの基本的な考え方は「健康的な暮らしをするため、自然と馴染む」ということだといわれています。

マクロビオティックとは、3つの言葉からできています。
まず「マクロ」は長い・大きいという意味があります。そして「ビオ」は”生命”という意味があります。
最後に「ティック」とは学ぶ・術という意味があります。この3つをつなげると「長期的に生きる方法」という意味になります。

 

マクロビとベジタリアンの違い

ベジタリアンという言葉も聞くことが多いでしょう。
マクロビとベジタリアンの違いですが、マクロビは「穀物菜食」という考え方、ベジタリアンは「菜食主義」だといわれています。
ベジタリアンは、肉や魚を食べることを禁止しています。しかし、摂る野菜に関してはなんでも良いのです。
肉や魚を食べず、積極的に野菜を摂るというのがベジタリアンの考え方だといえるでしょう。

これに対して、マクロビは少し異なります。
「身土不二」という考えのもと、単に穀物や野菜を食べるというわけではなく、食材を選ぶ方法がしっかり決められているのです
化学調味料、肉、魚、乳製品、精製された砂糖を避けることは基本ですが、「自分の体に必要であれば摂り入れる」という考え方で、健康第一ということがいわれています。

食材に全く手を加えず、季節を環境にも逆らわずそのまま食べることを基本とした考えで、食材を「陰」と「陽」に分けながら、バランスよい食事を意識することが決まりとなっています。

ベジタリアンは野菜ならなんでも良いという考えですが、マクロビは細かい食べ方などが決められているのです。
しかし、考え方さえ守れば食べていけない食材は少ないのでストレスなく実践することができるのがマクロビです。
それでは、マクロビの3つの考え方について紹介します。

 

マクロビにおいて大切な3つの考え方

マクロビの3つの考え方は「マクロビオティック」という言葉から考えられています。

前述しましたが、この言葉には「長い期間健康に生きること」「広い視野で人の生命を考えること」という意味が含まれています。
ここでは、3つの考えについて紹介します。

 

その土地の食材を食べよう:身土不二

 

「身土不二」というのは聞き慣れない言葉でしょう。これは、その土地の旬のものを食べるという考え方です。
例えば、日本人なら日本のものを好みます。そして北国の人はその土地のものを、南国でも同様です。
夏はトマトやなす、冬は白菜や大根など季節のものを食べるという考えで、このようなことを「身土不二」といいます。

「環境と身体は密接な関係にある」ということからこのように名付けられています。
マクロビではまず1つにこのような考え方があります。

 

食材は丸ごと使おう:一物全体

 

マクロビのもう1つの考え方は「食材を丸ごと食べる」ということです。
例えば、大根は実の部分だけを食べるのではなく、葉っぱの部分も食べたり、小魚のしっぱや骨まで、丸々食べるということを意識します。

このことを「一物全体」といいます。

 

食事のバランスに気をつけよう:陰陽調和

 

そして、マクロビの3つ目の考え方は、食材を陰性・陽性に分けるという考え方です。

水分が多く冷たいものを「陰性」、水分が少なく熱いものを「陽性」としています。

それぞれの食材をバランスよく食べることが大切です。このことをマクロビでは「陰陽調和」といいます。

 

マクロビ基本の食生活

 

基本的な主食を玄米としているマクロビでは、副菜にサラダや煮物などを摂りいれます。

副菜は季節の野菜を使用することが多いでしょう。
また、野菜や玄米のほかには、ナッツや果物、豆や海藻もおすすめです。

マクロビでは、”メイプルシロップ”が甘味料として使用されることが多いといわれています。

 

取り入れたい食材

 

マクロビでは、肉や卵、お魚など以外の食材を用いたレシピのメニューが基本となります。

主食は玄米で、大豆や豆、海藻類やひじきなどに加え、季節の食材を使用し、乳製品や砂糖、肉や魚などを除いた菜食が主なメニューとなっています。

また、高きびやもちきび、キヌアなども取り入れると良いといわれています。

あまり馴染みないマクロビ食材も、お肉の代わりに使ったり、お米と一緒にたくことで、いつものメニューをヘルシーにすることができるでしょうぜひ、気軽に取り入れてみましょう。

マクロビでは、メインのメニューが菜食なので、食事はいつもヘルシーです。健康やダイエットにもマッチした食事方法だといえます。野菜などの植物というのは身体に良いバランスの食事がとれるのでおすすめです。野菜や豆製品など、積極的に摂り入れていきましょう。

 

NGの食材

マクロビでNGの食材というのは、実はありません。

ストイックなイメージを持たれがちですが、「肉・魚・乳製品・化学調味料・精製された白砂糖」というのは絶対に食べていけないということはないのです。
できるだけ避けましょうとされています。

マクロビというのは、食事法なので、ベジタリアンのように「絶対に肉や魚などは食べない」ということではないのです。
和食中心の食生活にする中で、たまには肉や魚などを摂り、バランスよく食べるということを実践しましょう。マクロビの基本的な考え方のもと食事を摂っていくことが大切です。

 

自然派彩り白和え

 

マクロビのレシピを紹介します。
まずは、「自然は彩り白和え」です。

ほうれん草と人参を使った体に優しいレシピで、砂糖は使っていません。自然のものだけを材料に使った白和えとなっています。まずは茹でたほうれん草を3センチのざく切りにしましょう。そして人参は千切りにし茹で、ザルに上げておきます。この時にほうれん草は水気をしっかりと切っておくことが大切です。

そして、絹ごし豆腐・ねり白胡麻(小さじ2)・白みそ(小さじ2)を加え、混ぜれば完成です。お好みで炒りごまを軽くふってみても良いでしょう。味が引き締まり旨みが増します。白和えはサラダ感覚で食べられるので、毎日でも取り入れられるレシピとなっています。

 

おいもアイスクリーム

もう一つのレシピは「おいもアイスクリーム」です。低カロリーで健康にも良いので、ぜひ取り入れてみましょう。

まずは芋を細かくきざみ、アーモンドミルクに1時間程度ひたしてふやかしましょう。充分に時間を置くことが大切です。

そして、ミキサーに芋・アーモンドミルク・ねり白胡麻・ハチミツ・しょうゆを入れて細かくします。その後、密封できる保存袋に入れて、冷凍庫で凍らせましょう。

最後に、器に入れて盛り付け、黒ゴマを散らします。マクロビの考え方としては、精製された砂糖は控え、ハチミツやメープルシロップなどを使うことが大切です。

 

まとめ

マクロビというのは、健康的に過ごすために、バランス良い食生活をするという考え方です。

「絶対にこれは食べられない」という決まりはありません。ストイックなイメージですが、そこまでではないのです。穀物を基本とし身体が求めているものは積極的に摂取していくことが大切です。

健康的にもダイエットにもおすすめのマクロビは注目されています。健康的になるために「食生活を改善したい」と思うなら、マクロビの考え方を参考にし、バランスの良い食生活を目指しましょう。

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