
「どんなジムに通えばいいの?」「自分に合うジムってどんなところ?」といった方に向けて、まずはジムの種類や選び方について解説します。
自分に合うジムがイメージできた後は、必要なものや服装、守るべきマナーについてもチェックしてみてください。
初心者向けのトレーニングメニューについても紹介するので、最後まで読み進めてもらえればジムに関する基礎知識をつけられます。
ジムにはさまざまな種類がある
ジムは大きく分けると3つの種類があります。
ジムごとの特徴を見ていきましょう。
公営ジム
公営ジムとは各地方自治体が運営しているジムです。
比較的リーズナブルな価格で利用できます。
利用料金は年齢やジムのある市区町村に住んでいるかどうかで異なります。
【料金相場】
利用者 | 料金相場 |
---|---|
ジムのある市区町村へ住んでいる人 | 300~400円 |
ジムのある市区町村に住んでいない人 | 500円 |
小中学生 | 100円 |
会員制のフィットネスジム
会員制のフィットネスジムは身体を鍛えるトレーニング以外に、健康維持やダイエットなどさまざまな目的で利用できる施設です。
幅広い料金プランが用意されており、会員専用のプールや浴室、サウナなど設備が充実しているところもあります。
【料金プランの例】
プラン名 | 料金相場(1ヶ月あたり) |
---|---|
フルタイム(全営業時間いつでも) | 8,000~12,000円 |
フルタイム+備品レンタル | 20,000円 |
デイタイム(7:00~17:00など時間に制約あり) | 6,000~8,000円 |
パーソナルジム
パーソナルジムでは専属のパーソナルトレーナーからマンツーマンの指導を受けながらトレーニングできます。
トレーニング内容はトレーナーの実体験と科学的理論に裏付けされたものです。
料金は月額30,000円~300,000円とジムによって大きく異なります。
料金が高額なジムは普段の食事メニューからカリキュラムが組まれるなど、サービス内容が充実しています。
初心者のジムの選び方
ジムへ通うのが初めての方は4つのポイントを押さえて選んでみましょう。
目的で選ぶ
ダイエットや健康維持、筋肉をつけるなど目的に応じてジムを選ぶと、効果的に成果を出しやすくなります。
目的別の選び方の例を見ていきましょう。
- ダイエット:有酸素運動向けの器具が多いジム
- 健康維持:プライベートの食事や体調管理まで指導してくれるジム
- 筋肉をつける:トレーニングのマンツーマン指導を受けられるジム
立地や値段の面から比較検討する
立地や値段の面から比較検討することで、定期的に通いやすいジムを見つけられます。
家から遠い、毎月の料金が高いといった場合、モチベーションを維持できないと通わなくなる可能性があります。
立地は家から徒歩圏内にあるジムか、通勤・通学途中に通えるところを選びしましょう。
料金面から選ぶ際は公営ジムや月額料金の安い会員制フィットネスジムがおすすめです。
会員の年齢層や雰囲気を把握しておく
会員の年齢層や雰囲気もあらかじめ把握しておくと、気持ちが前向きになり通いやすくなります。
年齢層が明らかに違ったり、雰囲気が合わなかったりすると、周囲に溶け込めないかもしれません。
モチベーションが落ちる、通うのが億劫になるなど気持ちが後ろ向きになるケースもあります。
ジムのHPを確認し、見学会などがあれば参加してみましょう。
スタッフの対応を見ておく
スタッフの対応を見ると、通いやすいジムかどうか判断できます。
器具の使い方やトレーニングの仕方でわからないことがあったとき、スタッフが親切な人だと通いやすくなります。
ジムの体験談や口コミなどもチェックし、スタッフの対応について確認しておきましょう。
困ったらこれを持っていく!ジムに必要なもの
「初めてのジムで何を持っていけばいいかわからない!」といった人は、ここで紹介する必要なもの5つをチェックしてみてください。
シューズ
基本的にどのジムでもシューズは必需品となっています。
持っていくシューズはクッション性が高く、軽いタイプがおすすめです。
ジムで長時間トレーニングをしていると足への負担が大きくなります。
少しでも動きやすいシューズを選び、余計な負担をかけないようにしましょう。
ドリンク
ジムへ持参するドリンクはスポーツドリンクがおすすめです。
スポーツドリンク(ブドウ糖が含まれる)は水分を効率よく吸収できるため、汗で流れた水分を手軽に補えます。
一方、お茶は利尿作用があり、体内の水分を余計に外へ出してしまう恐れがあります。
トレーニング中は水分不足に陥る可能性があるので注意しましょう。
タオル
タオルは自分の体温調節と周囲への配慮のためにも持参しておきましょう。
汗をかいてそのまま放置すると体が余計に冷えてしまいます。
タオルで身体を拭いて体温調節することが大切です。
また、汗が床や器具に飛んでしまうと周囲の人の迷惑になるかもしれません。
マナーとしてタオルで汗を拭きとるように心がけましょう。
水着(プールに入る場合)
大型のジムではプールが併設されていることもあります。
ジムで販売されているケースも多いですが、プールを利用する際は念のため持参しておきましょう。
イアホン(音楽を聴きたい場合)
トレーニング中、イアホンで音楽を聴いている人は多くいます。
気分を上げて身体を動かしたいときにはおすすめです。
ジムによっては、テレビ付きのランニングマシンを備えているところもあります。
イアホンを挿してテレビを見ながら走るのもおすすめです。
【男女別】ジムでの服装(トレーニング時)
ジムでのトレーニング時は動きやすさや速乾性などにも気を配って服装を選びましょう
男女別の服装の例を紹介します。
【男性の服装例】
- トップスはコンプレッションインナー+Tシャツ
- アンダーウェアはハーフパンツやスリムタイプのジャージ
【女性の服装例】
- トップスはコンプレッションインナー+Tシャツorジャージ
- アンダーウェアはレギンス+ショートパンツ
コンプレッションインナーは筋肉を支え、身体の負担を軽減できる効果に期待できます。
吸湿性・速乾性などの機能が備わった商品も販売されています。
また、動きやすさとデザイン面において無難なのがランニングウェアです。
男女共に着ていても違和感がなく、トレーニングの邪魔にならない服装となっています。
これを守れないと恥ずかしい!ジムで守るべきマナー
ジムでは守れないと恥ずかしいマナーが4つあります。
器具の扱いや周囲の人に迷惑をかけないマナーを見ていきましょう。
マシンは清潔に
マシンを使い終わった後はウェットティッシュやタオルで触れた箇所を拭き取るのがマナーです。
汗が付いたままのマシンを放置すると、次の人が嫌な思いをするかもしれません。
各マシンの近くにはタオルが置いてあるケースも多いです。
近くにない場合は常駐しているスタッフへ声をかけて対応を確認しましょう。
騒がない、大きな声を出さない
ジムには集中してトレーニングしている人も多いため、騒いだり大声を出したりして邪魔にならないよう気を配ることが大切です。
友人とお互いに声をかけ合いながらトレーニングする際も、周囲の人が気にならない程度のボリュームに抑えましょう。
使ったらもとに戻す
ジム内にあるマシンや設備を使ったあとは、必ずもとの場所に戻すのがマナーです。
例えば、両サイドにウェイト(重り)のついたバーベルを使う際は、自分に合う重さを調整します。
使用後は使ったウェイトをもとに戻し、次の人が調整しやすいようにしておきます。
使用時間を守る
ジムの各種トレーニングマシンは使用時間を守りましょう。
具体的に何分間と決められているわけではありませんが、長時間使い続けるのはマナー違反です。
中でも、個数の少ないマシンは他の人も使いやすいよう配慮しなければなりません。
ジムによっては使用時間をボードに記載するケースもあります。
まずはこれ!初心者向けのトレーニングメニュー
「何から始めていいかわからない」という場合、ここから紹介する初心者向けのトレーニングメニュー3つを試してみてください。
ランニングマシン
筋トレ後に行うランニングマシン(有酸素運動)は脂肪燃焼効果に期待できます。
ゆっくりとした動きで行う有酸素運動は脂肪と糖質がエネルギー源になると言われています。
脂肪燃焼効果を得るには30分を目安に行いましょう。
速すぎると有酸素運動ではなくなってしまうため、無理しすぎないペースで走るのがコツです。
レッグプレス
レッグプレスは太ももを鍛えるトレーニングで、身体の基礎代謝を上げる効果に期待できます。
未経験の方は体重の半分程度のウェイトで10回1セットから始めていきましょう。
間に休憩を挟みながら最大3セットを目安に行うのがおすすめです。
注意点として、レッグプレスの最中は呼吸を止めてはいけません。
頭が低い位置にある状態で呼吸を止めてトレーニングを続けると血圧が高くなりやすいです。
チェストプレス
チェストプレスはバストアップや二の腕を引き締める効果が期待できるトレーニングです。
初心者のうちは体重の1/3程度の重さで行います。
この場合も10回1セットを目安に、間で休憩を挟みながら最大3セット取り組みましょう。
ポイントは持ち手の部分を肩より上にせず、肩甲骨を寄せるように行うことです。
鍛えたい部分へ効果的に負荷がかかり、身体への余計な負担を抑えられます。
まずは無料体験をしてみよう
ジムの設備や雰囲気、スタッフなどを事前に確認するためにも、まずは無料体験から始めることをおすすめします
いくつかのジムへ体験に行き、比較検討を行うと自分に合ったジムが見つかります。
体験する際はジムまでのアクセスやレンタルできる備品などもチェックしましょう。
定期的な通いやすさを判断できます。
まとめ
ジムには公営や会員制フィットネル、パーソナルなど種類があり、それぞれ特徴が異なります。
自分に合うかどうかは選び方を押さえて判断することが大切です。
持っていくものや服装、マナーなどにも注意して気持ちよくジム通いできるようになりましょう。
また、ジムでのトレーニングはケガのリスクも付き物です。
初心者向けのトレーニング方法を確認し、注意を払いながら適切な方法で行う必要があります。