ボクシングで内面まで鍛え上げる「アキバボクシング&フィットネスジム」

ボクシングで内面まで鍛え上げる「アキバボクシング&フィットネスジム」

アキバボクシング&フィットネスジム 会長 秋葉慶介

プロボクサーを育成しているジムでありながら、フィットネスジムとしても人気の「アキバボクシング&フィットネスジム」。多くの女性をはじめ、幼稚園児〜70代までの幅広い年齢層の会員さんがトレーニングをしています。

今回は、日本フェザー級2位、東洋フェザー級6位と華々しい経歴を持つ「アキバボクシング&フィットネスジム」の代表、秋葉慶介さんにお話を伺ってきました。

ボクシングの魅力や、トレーニングを通して外見・内面をどのようにして鍛え上げていくのかについて、お聞きしました。

 

ボクシングとの出会い~プロジムを開設するまでの道のり

―なぜボクシングを始めたのか、ジムを開設するまでのご経歴を教えてください。

中学生のころにボクシングの世界戦を見て、ボクシングをやりたいと思ったんです。

本当は高校も行かずに始めたかったけれど、親は大反対でしたね。とりあえず高校に行けと言われたので、スポーツ推薦で進学することにして。

高校3年間ラグビーをやって、卒業後すぐプロボクシングの世界に進みました。

 

―どうして自分でジムを持とうと思ったんですか?

引退後は、2つのジムでトレーナー修行をしていました。

もともとジムを自分でやりたいという願望はあったんです。トレーナーを経験する中で、やっぱり自分でやった方がいいなと思い、念願のジムを開設しました。

お金の面・必要な資格など色々なハードルがあったので、初めはアマチュアジムだったんです。その後プロをやってもいいかなという基盤が出来て、2019年5月からプロジムになりました。

 

現在プロの女の子が1人と、男の子が1人います。プロ志望も5人いて、そのうち女性が3人です。最近は女子のプロも結構いて、ジムに女性がいると他の女性も興味を持って来てくれます。

 

現役時代と指導者になってからでは異なる壁があった

―日本フェザー級タイトルマッチはかなり緊張しましたか?

緊張というより、絶対勝ってやろうという思いが強かったです。

チケットの売り上げがファイトマネーだったのですが、自分でチケットを何百枚も売らなきゃいけなくて。後援会が付いていないから、全部自分で手売りしていましたね。

友人や知り合い、高校のラグビー部関連の人など、たくさん応援してくれる人がいたので、ボクシングだけで食べていけました。

 

―ボクシングをやっていて一番嬉しかったエピソードはなんですか?

初めて日本ランキングの相手に挑戦した試合です。

もともとメインの世界戦がテレビ放映される予定だったのが、チャンピオンのケガで試合がなくなり、自分の試合がテレビ放映されたんです。そこでいい勝ち方をしたので、嬉しかったですね。

 

―現役時代プロとアマチュアでは、どういった違いがありましたか?―

アマチュアですと、学校や実業団に入っている人は、地方に行ったりするんです。兵庫県や青森県などにも行きましたが、飛行機代から宿泊代が全部自費でした。

その点、プロはそういうお金がかからないですから、負担はずいぶん違いますね。

 

―では続いて、指導者として大変だったことがあれば教えてください。

相手の意見にあわせなきゃいけないけれど、自分の意見も言わなきゃいけないというのが、やっぱり難しいです。現役のころは、自分のことだけ考えていればよかったんですけどね。

でもトレーナーは1対1の関係で、心が通じないと指導にならないし、選手も付いてこないですから。お互いアドバイス・意見交換などコミュニケーションを常に心掛けています。

 

―秋葉さんが考えるボクシングの魅力を教えてください。

ボクシングの魅力は、やはり1対1であるということですね。やったもん勝ちというか、気持ちと気持ちのぶつかりあい。誰も助けてくれないし、自分がやったことしかできないんです。

 

例えばラグビーは15人で試合しているので、ミスをしても仲間がフォローしてくれます。対してボクシングは個人競技だから、ミスは自分のダメージになっちゃうんですよね。

でも責任感が強い分、リングに立ってる間は主役になれます。たくさんの人が来てくれて、みんなが自分に向けて応援してくれるんですから。人生で普通に生きている人だと、この緊迫感はなかなか味わえないですよ。

 

外見も内面もとことん鍛えられる「アキバジム」

―こちらのジムはフィットネスで来る方も多いんですよね。ボディメイク・ダイエット効果などもあるのでしょうか?

全身運動なので、ダイエットにはもってこいですね。実際に36キロ痩せた方もいます。

ボクシングって上半身の運動というイメージがあるかもしれませんが、下半身も使うんです。腰もひねって、足も動かすので、体全部を使って打っているんですよ。

 

―女性会員の比率が多い印象ですが

夏前はダイエット目的で女性の入会が多くなりますよ。ボクシングすればかなり痩せますから。ダイエット目的の方も、指導方法は基本的には一緒ですね。

それに加えて、食事についてアドバイスをします。あまり厳しいことは言いませんが、調理方法には気を付けてほしいと指導します。「煮る・焼く・蒸す」が基本で、揚げる・炒めるは控えたほうがいいですね。コンビニで買うにしても、脂質に気を付けるようにとか。

あまり色々やっても、ずっとダイエットばかりしていると代謝も悪くなっちゃうんですよ。やっぱりたまには食べないといけないんです。

 

人としての基礎を学び、内面を鍛える

―こちらのジムでは、どういう自分になれると思いますか?

外見も内面も理想の自分を目指せると思います

外見は先ほどのようなフィットネスですよね。内面で言うと、精神的に強くなりたいと入会する人もいるんですよ。

 

例えばキッズですね。うちは子供たちはボクシングというより、「1に挨拶・2に片付け・3に体力・4にボクシング」。人間としての基礎をつくってから、そのうえに体力面の基礎、一番最後にボクシングの技術という感じです。

でも縄跳びとか、みんな小学校で1番うまくなるんですよ。毎日ジムでやっていますからね。

 

―「理想の自分」を目指すために、教えるときに意識していることはありますか?

コミュニケーションですね。入会時に書いてもらう書類だけではわからないので、普段からたくさん会話をしています。

そのおかげで、ジムの会員さんのことは大体わかっていますよ。

会話が弾むように、挨拶も大切にしています。それと、みんなで練習するのでとても仲がいいです。

 

―今までの生徒さんの中で印象深い方はいますか?

高校生の会員さんで、会話もしたがらないし、なにかあれば「うるせー」と態度が悪い子がいたんです。それでかなり叱りました。うちのジムでは、結構叱るんですよ。

でも怒られてもちゃんと次の日来て、始めはしかめっ面していたのが、段々しゃべるようになっていって。

その子は今自衛隊で頑張っています。

 

近頃は小学校でもあんまりみんな怒れないじゃないですか。ジムは学校じゃないから、嫌だったら辞めちゃえばいいわけですから。

うちでは一応、人としてダメなことは叱ります。決まりもありますし、ちゃんとトレーニングをやってもらうために。しっかりと相手に伝えるということは大事だと思います。

 

「プロ育成は生きがい」。好きだからこそできること

―今後指導者としての目標・夢は?

目標は世界チャンピオンを作ることです。今後プロに力入れていこうと思っています。

指導は労力を結構使うし、会員さんたちとはまた違うんですよね。一般の会員さんもたくさん居つつ、プロも育っていけばいいなと思います。

 

引退後、ボクシングをやったことによって、何かプラスになるよう指導したいです。

プロジムだとお金は稼げませんが、プロ育成は生きがいなんですよ。生活も大事だけど、お金持ちになりたいわけじゃなくて、自分のやっていることを教えたいんです。

 

自分にはずっとボクシングしかないので。年に20日くらいしか休みがないけれど、自分のジムだし、好きだから頑張れるんです。

たまには会員さんのことで悩みもありますが、基本的にはストレスなく、楽しく生きてます。

 

みなさん好きなことはやった方がいいですよ、考えちゃダメ。

中学校の時にボクシングをやろうと思ったけれど、ボクシングで生活できるのか不安になったんですよね。今思えば、そんなこと考えずにやっちゃえばよかったのに。人生やったもん勝ちだから。

 

初心者も安心、まずは1日体験

ボクシングしたことないという人でも、アキバジムではまず1日体験ができます。みなさん9割は初心者なんですよ

ぜひアキバジムがどんなかお試しに来てください。

ここは一般の会員さんもたくさんいるジムですが、プロの練習も見られるので刺激になるのではないでしょうか。

 

毎日写真を撮ってブログも更新しています。その日練習している会員さんも写っていますし、ジムの雰囲気もわかってもらえるかと思うので、ぜひご覧ください。

 

屋号 アキバボクシング&フィットネスジム
代表者名 秋葉慶介
住所 東京都荒川区町屋2丁目2−20 斉藤ビル3F
電話番号 03-5901-9792
ホームページ https://akiba-boxing.net/

 

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