トマトのダイエット効果って?食べ方やおすすめレシピを大公開

トマトのダイエット効果って?食べ方やおすすめレシピを大公開

「トマトが赤くなると医者が青くなる」という諺があるほど、栄養価の高いトマトは、ダイエットにも効果があります。

しかし、「トマトを食べるだけで痩せるの?」「どのタイミングで食べれば良いの?」「本当にトマトで痩せるの?」など、トマトを使ったダイエットには、わからないことが多いのも事実です。

今回は、トマトの美容効果やダイエットに効果的な食べ方、おすすめのレシピを大公開します。健康的にダイエットをしたい人、必見です。

 

トマトに期待できる5つの美容効果


トマトは、健康に良いので、毎日1個は食べているという人もいるほど、体に良い野菜として認知されています。

しかし、具体的に「何が体に良いの?」と聞かれると答えられないかもしれません。ここでは、トマトダイエットを始める前に知っておきたいトマトに期待できる5つの美容効果を紹介します。

 

①便秘解消

トマトに含まれているペクチンは、飲み物やジャムなどに粘度を付けることや食感の改良に使われる水溶性食物繊維です。

そんなペクチンを多く含んでいるトマトは、体の中にある老廃物などの不要なものを包み込んで排出してくれるので、便秘解消に繋がります。
また、トマト自体が水分の多い野菜なので、水不足で便が固くなることを防ぐ効果があります。肌荒れの原因にもなる便秘を解消することで、美容効果アップも期待できます

 

②つやつや美肌

美しい肌を作るためには、体内の活性酸素を少なくしてサビにくい体を作ることが大切です。
トマトには、活性酸素を抑えるリコピンやビタミンEが豊富に含まれているので、美肌作りに効果があります。

また、同じようにトマトに含まれているビタミンCは、美しい肌を作るのに大切なコラーゲンの生成をサポートする働きもあります。

シミやしわ、火傷、傷などの改善を早めてくれるトマトは、美肌効果に期待ができます。

 

③脂肪燃焼

トマトに代謝をアップさせ脂肪燃焼を促し太りにくい体質にするために必要なリコピンが多く含まれていることは、以前から知られていました。

さらに、脂肪肝や高中性脂肪血症などの脂質代謝異常の改善に有効な成分を京都大学大学院 農学研究科の川田教授を始めとする研究チームが発見しました。このことからも、トマトは脂肪燃焼に効果のある野菜だということがわかります。

 

④血流改善

「トマトが赤いのはリコピンのお陰」ということを知っている人は多くいます。
トマトの代表的な栄養素のリコピンは、強い抗酸化作用を持っているので、老化の原因である活性酸素を抑制することや血液中のコレステロールも減少させる効果があります。血中コレステロールが減ると、血流が改善されるので、女性の大敵であるむくみも解消されていきます。

また、代謝が良くなるので、太りにくい体を作りやすくなります。他にも、リコピンには、肌をきれいに保つ効能もあるので、キレイに痩せたい人にピッタリです。

 

⑤低カロリーで食べ過ぎ防止にも効果

トマトのカロリーは、1個当たり150gほどの大きさでも30カロリー程度なので、しっかり食べた感がある上に、摂取カロリーが低いことがわかります。

そのため、食事前にトマトを摂取することで、満腹中枢を刺激してその後の食事量を抑えることも可能です。
トマトは、他の野菜と比べて糖質やカロリーが低いので安心して食べられる野菜です。

 

タイミングや数も重要!トマトの効果的な食べ方

では、トマトダイエットを行うときは、どのようなことを意識すると良いのでしょうか。

ここでは、トマトを食べるタイミングや数など、トマトの効果的な食べ方を紹介します。

 

夜に食べるのがおすすめ

朝は、リコピンの吸収率が高いで、朝食にトマトを食べるのが良いとされていますが、トマトダイエットとなると、夕食前に食べることをおすすめします。

成長ホルモンの働きを活性化させるために必要なビタミンやミネラルが豊富に含まれているトマトは、夜食べることによって成長ホルモンの分泌を促し代謝をアップすることができますまた、食前に食べることで食べ過ぎを防ぐ効果もあります

 

目標は1日2個

リコピンは、1日15~20mg摂取すると良いといわれています。これは、トマト2個分(約500g)、もしくはプチトマト17個分(約250g)程度となるので、このくらいの量を夕食前に摂るのが理想的です。

また、生のトマトを摂るのが難しいときは、トマト加工品にもリコピンが含まれているので、そちらを利用しても良いでしょう。
トマトジュースなら1缶、ホールトマトなら1/4缶程度です。生のトマトを食べるときは、リコピンの含有量が多い赤く熟したものを選ぶようにしましょう。

 

生でも加熱調理でもOK。ジュースや缶詰も利用しよう

トマトは、生だけでなく加熱調理されたものでもダイエットに効果的です。
むしろ、リコピンは、加熱することによって吸収率が2~3倍になるので、煮込み料理にして皮ごと食べると良いでしょう。

また、リコピンは、オイルに溶けやすい性質があるので、オリーブオイルを使って料理をするのもおすすめです。
ただし、加熱するとビタミンCなどの熱に弱い栄養素は減少してしまう可能性もあるので、バランスをとった調理法を考えることが大切です。

トマトを加熱すると良いとはわかっていても、毎日、料理をするのは大変です。トマトだけに限らずダイエットは、継続することが大切。そのため、料理をする気になれないときは、トマト缶の利用やトマトジュースを飲むだけでもOKです。
トマトジュースは、とても優れた飲み物で、1日2回摂取することで中性脂肪の減少と消費エネルギーの増加がみられたほどです。
また、トマトジュースは、砂糖と食塩が含まれずトマト100%のものを選ぶことが大切です。

 

トマトダイエットの注意点は?

栄養価の高いトマトを使ったダイエットなら、何の問題もなく痩せられると思われますが、やはり、注意すべき点もあります。

では、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

 

食べ過ぎない

トマトは夏野菜です。そのため、体を冷やす作用があるので、暑い夏に食べるのは問題ありませんが、冬にたくさん食べてしまうと体を冷やしてしまいます。
暑い夏場でも、冷房の効いた部屋にずっといる人は、同じように食べ過ぎに注意しましょう。
水分が多いので体を冷やしてしまいます。

体を冷やしすぎると代謝が落ちてしまい、ダイエット効果が現れないだけでなく、免疫力も低下して体調不良の原因になります。
ダイエットに良いからと食べ過ぎると、逆に体調不良になるので注意が必要です。

 

よく噛んでゆっくり食べる

トマトダイエットは、食前にトマトを食べることで通常の食事量を減らして効果を上げる方法です。
そのため、満腹中枢を刺激するために、ゆっくり噛んで食べる必要があります。
意識して、ゆっくり噛むことで胃に負担をかけることなく消化にも良いので一石二鳥です
トマトを料理するときは、あまり細かく切らずに大きめのカットで噛む回数を増やす工夫をすると良いでしょう。

また、ダイエットの効果を上げるために、食事をトマトだけにしてしまう人もいますが、これはあまりおすすめできません。
栄養価の高いトマトですが、タンパク質などの栄養素は、少ししか含まれていません。

そのため、筋肉を作るために必要なたんぱく質が不足してダイエットにも必要な筋肉が減少してしまうことがあります。健康的にダイエットをするためには、栄養バランスを考えることも大切です。

 

トマトダイエットを楽しむために!3つのおすすめレシピを紹介

食事前にトマトを食べるだけがトマトダイエットの基本ですが、トマトだけ食べていては、飽きてしまい長続きしないこともあります。そこで、トマトダイエットにおすすめのレシピを3つ紹介します。

 

ささみと豆のトマト煮込み

ダイエットに最適な鶏のささみとトマト、豆を使った煮込み料理です。簡単に作れて栄養バランスに優れています。

【材料(2人分)】
鶏ささみ 2本
ミックスビーンズ 40g
玉ねぎ 1/4個
有塩バター 10g
トマト水煮缶 150g
水 100ml
コンソメ 5g
塩コショウ 少々
ローリエ 1枚
白ワイン 20ml

【作り方】
① 豆に合わせたサイズで玉ねぎを切る
② ささみを縦半分に切ってから1㎝幅の斜め切りにする
③ 鍋にバターを溶かし、玉ねぎを炒める
④ 玉ねぎが透明になったらささみを加える
⑤ ささみに軽く火が通ったら、残りの材料を入れて15分ほど煮込む

とても簡単に美味しくできる料理です。冷蔵庫にある残った野菜を入れると、さらに栄養バランスが取れます。

 

トマトシャーベット

3分でできるトマトシャーベットです。暑い夏におすすめのヘルシーデザートでダイエットを頑張りましょう。

【材料】
ミディトマトもしくはフルーツトマト 5~7個
ミントの葉 あればお好みで
練乳 お好みで

【作り方】
① 洗ったトマトをジップロックに入れて冷凍する
② 水を張ったボウルに冷凍トマトを入れる
③ トマトの皮をむく
④ 皮をむいたトマトをミキサーにかける
⑤ お皿に盛りつける

カロリーは少し高くなりますが、練乳をかけると本格的なスイーツになります。ミキサーにかけるのが面倒なときは、皮をむいてそのまま食べるのもおすすめです。

 

ツナとトマトのヘルシーカレー

ルーを使わないトマトとツナのカレーは、ヘルシーでダイエットの強い味方です。ダイエット中は、ご飯を玄米や雑穀などに変えると良いでしょう。多めに作って冷凍しておくと便利です。

【材料(2人分)】
玉ねぎ 大1個
トマト水煮缶 1/2カップ
ツナ(ノンオイルタイプ) 小1缶
ニンニク・生姜 各小さじ2
カレー粉 大さじ1/2
顆粒コンソメスープの素 小さじ1
みそ 大さじ1
雑穀ごはん
米 2合
雑穀米 20g

【作り方】
① お米を研いで分量分の水と一緒に炊飯器に入れる。雑穀米と大さじ2の水も加えて炊く。
② 玉ねぎを粗みじん切りにする
③ すったニンニクと生姜を用意(チューブでも可)
④ 鍋にオリーブオイルを入れて熱する
⑤ 鍋が熱くなったら、玉ねぎとニンニク、ショウガを加えて炒める
⑥ 玉ねぎがしんなりしたらトマトの水煮を入れて潰す
⑦ ツナ缶を汁ごと加え、顆粒コンソメ、カレー粉を加える
⑧ 落し蓋をして弱火で15分煮る
⑨ 最後に隠し味でみそを加えて味を調える
⑩ 器に雑穀ごはんとカレーを盛り合わせる

辛味が欲しいときは、玉ねぎと一緒に鷹の爪も炒めます。煮るときにローリエを入れても美味しいのでおすすめです。
カロリーを抑えたいときにピッタリのヘルシーカレーには、トマトやダイコン、キュウリなどのピクルスを添えても色味もキレイでオシャレでしょう。

ネットを見ると、他にもトマトを使ったヘルシーメニューがたくさん掲載されています。いろいろな調理法でトマトダイエットを楽しみましょう

 

まとめ

「食べ物でダイエット」と聞くと、置き換えダイエットを想像してしまいますが、極端な食事制限をすると栄養バランスが崩れ、キレイに痩せることができません。また、我慢するとストレスが溜まって、リバウンドする可能性もあります。
基本的に夕食前にトマトを2個食べるだけの気軽なダイエットだからこそ、正しい方法で行うことが大切です。
せっかく栄養豊富なトマトでダイエットをするのなら、バランスの取れた食事の中にトマトを取り入れて健康的にダイエットをしましょう。

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